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2021-11-01

卒業です

今日は運動会の幼稚園が多くゆったりです。
運動会が終わったら芋掘り🍠と遠足🍙が続くようで、園児たちもなかなかのハードスケジュールをこなしています🤣

昨日生徒が1人、教室を卒業しました。

高校生になってからは、数時間勉強して、息抜きにピアノの練習を挟んでた子です。
今日からはセンターに向かって全力投球です。

初めて会ったのは、彼女が中1の時。
華奢で楚々とした可憐な女の子というのが第一印象。
その後、時が経つにつれて、芯が強く、たとえ僅かでも前進しようと努力を怠らない姿勢や、自分を客観視できる賢さを持った子だということがわかりました。

中1でピアノを始めたのに、数ヶ月後合唱コンクールの伴奏をしたいと聞いた時は、ちょっとビビりましたが🤣、3年連続伴奏者を務め、伴奏者賞までいただいて❤️
高校も県内有数の進学校に進み、とにかく立派な生徒で、どう接したら彼女の役に立てるか、結構考えた、、、私👉👈。

そんな時、合唱コンクールの伴奏の時だったか?
彼女が「先生がきっと聴きにきてくれてるから、安心して弾ける!」と言ってたと人伝に聞いた時は、物凄くジーンときたのを覚えています。

高校生になった彼女には「終わりのためのレッスン」に切り替えました。
世界共通のクラシックです。
これからどんなところに行くかわからないけど、
人様の前で演奏できるオハコを持っていたら武器になるから!!
と、彼女の好きなショパンに挑戦しました。

そして、ショパンが好きだった彼女ですが、最後の曲にと選んだのは、ベートーベンの悲愴3楽章。
1オクターブが厳しく、受験生の彼女にとって、このチャレンジはものすごく高い高いハードルだったと思います。
昨日の演奏は、発表会で演奏できるレベルとはいかなかったけど、最後まできちんと完成させました。
心から素晴らしいと思いました。

「これで終わりですか?」彼女からレッスンの最後に出た言葉、、、なんとも言えない気持ちになりました。

その後、お母様から「やり切った」と話していると聞いてホッとしましたが、機会があったら、また弾きに来て欲しいと思いました。

月並みですが、、、
ピアノで見せてくれたように、どんなことも成功を信じて努力を怠らない姿勢で、自分の願う通りの人生を切り開いて欲しいと思います。

5年半お疲れ様でした。

生徒の事はピアノを通じてしかわからないけど、割と深いお付き合いになるから、さみしいのよね。

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