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2017-11-28

ごめんなさいが言えません。その3

ケース2

ぶつかるなどの事故、どちらも悪くない場合。

お母様同士で謝り合っているのを見かけます。

「ごめんなさい」「大丈夫でした?」この程度なら よく見かける、どちらかというと親として常識的ないい感じの様子ですが、どちらかがふざけていたわけでもなく、お互いがぶつかっただけなのに、片方のお母さんが猛省されているケースがあります。

五分五分でも 、一方が泣いてしまったりすると、泣いてない方の子や保護者は 加害者になったような感じになってしまいます。無論、我が子が泣いてるからと言って、相手を責める保護者ではないのがほとんどなので、その場合のお話をさせていただきます。

 

猛省されたお母様に どうしてか理由尋ねてみました。

「うちの子はいつも謝らないので私が、、」と。

でも、ぶつかっただけで、そんな猛省いりますか?と聞いてみると、「(子が)謝らないから」「(子が)本当気が強いから参ります。」とおっしゃったことがありました。

たしかに謝ることは悪いことではありません。でも、ぶつかったことは、「あなたのお子さんが故意に悪いことをしたことでしょうか?」私は違うと思います。

でも、「うちの子は謝らないから」続いて、

子どものしたことを謝らないのは大人のルールに反するからとおっしゃいました。

大人のルールに関して心配が募るなら、事前にうちの子は謝らないので、今謝るトレーニングをさせています。そのため謝罪のタイミングがずれてしまいますごめんなさい。ですむのではないでしょうか?

謝れない子は、どちらかと言うと繊細なタイプのお子さんが多いように思います。繊細言え、悪いことををしてしまったと、重大に捉えすぎてしまうのかもしれません。

お母様が謝っている時、お子さんはとても怖い顔で様子を見ています。心なしか顔が引きつっています。私はお母様が謝るのを見て「自分が悪いことをしたと」思ったようです。そして「自分も痛かったのに」と思ったはずです。

まず、ぶつかった事への心配やびっくりしたことなどお子さんに共感してあげて欲しいです。それから ぶつかったもの同士ごめんね、大丈夫?が出来るように働きかけるといいのではないでしょうか?とお伝えしました。

 

その後お母様は 家でも レッスンでも、過剰な謝罪はやめられました。(お家や外食などでもこぼしたりアクシデントが起こると謝っていらしたのを控えられたそうです)そしたらお子さんが謝れるようになりました。私が謝ると他の大人の陰に隠れたり、どこかに逃げたり、お母様を叩いたり色々とあったそうで、それは私への抗議だったのかなと思います。とにかに、幼稚園に入る前に謝れるようになってよかったです。とお喜びのお声をいただきました。

お役に立てて本当に良かったです。

 

非を認め謝れるということは、 強くないとできません。強い心を手に入れるには  心を込めて謝ったら許してもらえる。または、どんな自分も受け入れてもらえるということを お子さんが経験する事も一因だと思います

音楽を通じて のびのびと強くしなやかな、そして豊かな心を育まれるように レッスンさせていただきたいと思う今日この頃です。

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