ごめんなさいが言えません。その2
では「うちの子謝れるない、、、」ご相談いただいたケース、私がレッスン中によく見かけるケースはどういったことでしょうか?実際役に立ったと好評をいただいた対処法と共に、ご紹介していきたいと思います。
ケース1、
本当に悪いことををしたのに謝らない。
★人のものを壊す、おもちゃ等共有できない、自分のものを人に貸してあげられない、人のものを奪うなど、相手を傷つけてしまったのに謝れないというケース。
保護者としての立場では、 大変困ってしまわれるのではないでしょうか?
この場合は、お子様に反省して謝ってもらいたいですね。欲を言えば、次からはそんなことしないで、おもちゃとかを率先して譲ってあげる子になってほしいと 望まれる方もいらっしゃるかもしれませんね。
この場合は、「自分のもの」を教えてあげることで解消できると考えます。
●自分のおもちゃの場合、お友達にや兄弟に「貸して」とお願いされて「いや」といっても、(親としてショックを感じてしまうかもしれませんが) その気持ちを認めてあげてください。この「いや」は、意地悪な気持ちはありません。「取られた(もう遊べない)」また「まだ私が遊んでる途中」という気持ちがあると思うので、まずは、その子の「満足」を体験させてあげてほしいと思います。
これは自分のもので、いつでも遊べる、戻ってくると思えば、自然と貸してあげられるようになります。
どうぞお子様を信じてみてあげてください。
(↑フィンガーペイント。絵の具もお友達と仲良く順番に使えました)
●病院などみんなと共有しないといけない時や、 お友達のおもちゃの場合は これはあなたのものじゃない、貸してもらうということを教えてあげてください。
このケースで 人から奪った場合は、いけないことをしたことを伝えて、無理やりでも返してください。そして謝るよう説得してください。謝るのが無理でも、必ずおもちゃは取り上げてください。そしてお母さんから離れたら目の届く範囲で放っておくのがいいと思います。泣いて抱っこをせがんだら 抱っこして、優しく諭してください。なぜなら自分の意思がはっきりある月齢や年齢のお子さんは、こちらの感情や様子もよめますし、話を理解することもできます(これは一歳さんのリトミックレッスンで 本当によく感じることです。子どもは私たちが思う以上に賢いです)
お子様が自分の番(貸してもらっている最中)で使っている時は、「貸して」の声がかかっても 気がすむまで使わせてあげてください。
こういうことに慣れてきたら、おもちゃを触るまでに、ルールをお話しして(ストップというまでは遊んでいいよ。とか、お友達が貸してと言ったら、出来るだけ早く貸してあげようなど、)守れるように導いてあげてください。
お子様の「いや(貸さない)」満たしたら、お友達の「いや(貸さない)」も認めることができるようになるからです。
大人は忍耐です(u_u)